内海域環境教育研究センター着任のご挨拶

この度、大沼亮が神戸大学内海域環境教育センターの講師に着任いたしました。よろしくお願い申し上げます。

私は、山形大学理学部生物学科で藻類と出会い、北海道大学理学院自然史科学専攻(指導教員:堀口健雄教授)で藻類の微細構造、系統分類の研究をしてきました。本センターに着任前は、ポスドクとして、国立遺伝学研究所の共生細胞進化研究室(PI:宮城島進也教授)で盗葉緑体のメカニズムを明らかにすべく、トランスクリプトーム解析や種々の培養実験を行ってきました。

私は、本センターのマリンサイトに常駐する職員となります。マリンサイトは海が目の前で、周囲には淡水の湖沼が数多くある、藻類の研究をするにはうってつけの場所であると思っております。このような場所で研究ができることはとても光栄で、一層身が引き締まる思いです。今後は、これまで研究してきた盗葉緑体現象を示す渦鞭毛藻類に加え、細胞内共生の進化のメカニズムの解明、海洋・湖沼の共生生物の多様性の探索、共生生物を取り巻く海洋生態系の記述などにも手を広げ、海が近いという立地を生かした研究を展開していきたいと思っております。

とはいえ、今年度はマリンサイトの改修の予定がありますので、六甲台第2キャンパスに間借りをしております。改修が終わり次第、マリンサイトに異動になると思われます。

何卒よろしくお願い申し上げます。

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